
当財団は動物臨床医学発祥(因幡の白ウサギ)の地である鳥取県倉吉市に、それまでの小動物臨床研究所が発展的解消をし、平成3年(1991年)4月に鳥取県認可の財団法人として設立されたものであります。その活動は、昭和55年(1980年)の第1回動物病院臨床研究グループ年次大会より始まり、すでに約40年近くに亘り活動してきたことになります。
その活動の内容は、「獣医学に関する臨床的研究を行い、併せて獣医療技術の向上のための教育と知識の普及を図ることにより、動物臨床医学の発展と、さらに人と動物の接点の探求及び動物愛護思想啓発普及を図り、もって社会の福祉と学術の発展に寄与することを目的として発足したものであり、それは終始一貫しております。
また、その間には、関係者をはじめ多くの方々や団体・企業より物心両面にわたる心温まるご支援を頂き、多くの有益な動物臨床医学会をはじめ、アミティエの活動等が定着して参りました。お陰様で、動物臨床医学研究所、特に平成2年(2013年)に遅く発足した公益財団法人内の動物保護施設である「人と動物の未来センター・アミティエ」の活動もようやく社会よりそれなりの評価を頂くまでになりました。
今後も関係者一同、一丸となって獣医学術と動物への活動を介して社会への貢献度を高めるように気持ちを新たにしています。
理事長 山根義久